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インタビュー

パックンマックン

~障害のあるなしに関わらず、仲間として協力しあいたい~

-パックン
僕らが出演しているテレビ番組のスタッフにも、車椅子を使ってる人がいるんですよ。でもその人の車椅子はとてもスポーティなもので、ハンドルなどがまったくなくてスマートだから、どんなところでもすいすい通ることができるんです。本人も本当にパワフルで、障害があるなんて思えません。僕らよりずっと機敏で行動的ですよ。こないだ伊勢神宮に一緒に行ったんですけど、砂利道って僕らでも歩きづらいじゃないですか。だから道の端っこは砂利を薄くして通りやすくしてあるんだそうです。さらに電動車椅子を貸し出して、ヘルパーさんが押してくれるというサービスもしているみたいなんです。だけど、彼は電動車椅子を使わないだけではなく、誰にも押してもらわずに、その上砂利の浅いところじゃなく深いところをガリガリと移動するわけですよ。本当にすごいなぁと感心してしまいます。この個性に刺激を受けて、とても感激しました。そして僕は改めて、助け合っていくことの大切さを思いました。

-マックン
バリアフリーの施設を見てまわる番組に出演しているのですが、こんな風に建物全体に気配りがある施設は見たことがありません。僕らはこの番組に関連するブログも書いていて、最近話題にしたのが自動洗浄のトイレについてなんです。手をかざす場所が手の届きづらいところにあることも多くて、障害者の方には不便なんですよね。Big-Iはトイレも使いやすいと聞きましたので、今日はあちらこちら見学させていただこうと思っています。

障害のある人には手助けをしなくちゃいけないと思ってしまいますが、ほとんどの障害者は自分ができるところまでは自分でやりたいんですよね。それに以前、真っ暗な空間を体験したとき、視覚障害の方が案内役を務めてくださったんです。彼らはどんな小さな音も聞きとるので、まるで目が見えているかのように助けてくださいました。それはつまり適材適所があるということで、障害のあるなしは関係ないのだと思います。

みんな仲間としてやっていきたいですね。

パックンマックン (ぱっくんまっくん)
パックンマックン (ぱっくんまっくん)

【プロフィール】
1970年生まれ、アメリカコロラド州出身のパックンと、1973年生まれ、群馬県出身のマックンの漫才コンビ。
2003年にはアメリカで行われた英語漫才も成功するなど、日米の文化の違いなどをネタにした国際的なトークが人気。


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