現在位置: トップページ > ビッグ・アイ アート > 国際交流事業 > タッチ・ザ・ワールド・フェスティバル - 桂福団治 手話落語会

タッチ・ザ・ワールド・フェスティバル

桂福団治 手話落語会

手話で落語を楽しもう

最前列中央に座った男性が始まる前から身を乗り出して待っていた他にも、日本の伝統芸能である落語を楽しみにしていた人はたくさんいたようです。難しいのではないかと緊張していた人もいましたが、1.5メートルほどもある高座に上がった福団治さんが、「高いなぁ。話しが落ちんと、私が落ちそうや」と言うと、どっと大きな笑いが起きました。
落語は、まず手話についての説明から始まりました。ゆっくりとした言葉と手話による語りと、扇子で表現される箸や杯の所作に、みな夢中のようです。
最後には、参加者に落語小話が伝授されました。短いものなら16種類の手話さえ覚えれば語れるとのことで、みんなすぐに覚えたようです。
その後、福団治さんが客席から小さな女の子を呼び、実際に高座に上って発表してもらうことになりました。
少女は少し緊張気味のようでしたが、福団治さんから借りた羽織をかぶって堂々と演じることができ、会場からも大きな拍手が起こりました。

桂 福団治(かつらふくだんじ)
桂 福団治(かつらふくだんじ)

【プロフィール】
1940年、三重県四日市市で生まれる。幅広い持ちネタを誇るが、特に人情物を得意としている。1975年に「鬼の詩」で主役を演じた後、声帯ポリープのために一時期声が出なくなったことをきっかけに、手話落語を手がける。
現在も福祉施設への慰問など、広範囲で活躍中である。


このページの先頭へ戻る

Copyright © 2008 ビッグ・アイ 国際障害者交流センター. all rights reserved.