トワイライト
ライブレポート
 はじめにきよし

思わず脳裏にインプットされる

お気楽で心地よいミュージック。
ステージ上のはじめにきよしのお二人

トワイライトライブのトリを飾ったのは、〈はじめにきよし〉のお二人。
ハヂメさんが歌う「はじめにきよしのテーマ」でスタートしたステージは、和やかな空気がホールいっぱいに広がりました。休憩時間にホールを出ていた観客が遅れて席に着く姿を見て「早く席に座ってくださいよ〜(笑)」と、ユーモアたっぷりに話しかけるハヂメさん。ハヂメさんとキヨシさんの写真少し悲しかったり、楽しかったり、懐かしかったり…と、聞く人の胸の中でいろいろな情景が浮かぶドラマチックな曲が続きます。そして4曲目の「満天の空を見上げながら」では、ハヂメさんが楽器をミュージカル・ソウに持ち替えられました。大阪ではなじみのある、のこぎりの楽器です。哀愁たっぷりの音色がホールに響き渡りました。
〈はじめにきよし〉のファンの方はもちろん、この日はじめて耳にした人たちも、“はじきよ(お二人の略称)ワールド”にどっぷりとはまり、心地よい時間となったようです。ラストには、「はじめにきよしのテーマ」が再び演奏され、聞く人の脳裏にこびりつくような素敵なインパクトを与えてくれました。





||||【 はじめにきよし◇インタビュー ||||

 インタビューシーン

--まず、ビッグ・アイの施設や設備についてのご感想からお聞かせください。


ハヂメ「僕、堺出身なんですよ。だから、“いつの間に、こんなすごいホールができたんや”ってびっくりしました」

--トワイライトライブでは、ステージ横のマルチビジョンで歌詞を映し出したり、手話通訳の方がステージに立たれるんですよ。

ハヂメ「う〜ん、僕らの曲は、テーマソング以外歌詞がないから、せっかくのマルチビジョンもタイトルだけですね〜。曲は、いろんな気持ち、風景、懐かしい思い出とか、言葉じゃなくて伝えたいものが伝わるような曲を作ってるんで、それこそ、手話通訳の方もぼう然とするくらい僕らの曲に入り込んでくれたらなぁと思います。僕らの音楽は、もう最初からバリアフリーかなぁ〜と(笑)。」

--お二人の楽しくて、懐かしい音色は、聞く人の心を癒しているようですが、どういうときに作曲されるのですか?

キヨシ「日常生活の中で、ふっと感じたことを曲にしてますから、24時間、いろんな瞬間に曲が出来てる感じかな…」
ハヂメ「鼻歌に近い感じでできてくるんですよ。よく“お気楽鼻歌風景音楽”って言われたり言ったりするんですけど、24時間どこででも、浮かびますね。“聞く人を癒そう”とかって言っても薬やないねんから(笑)、おこがましいですね。テーマソングは、“はじめにきよし〜はじめにきよし〜”って連呼してるだけですけど、メロディーが頭に残りますから、コンサートの帰りにはたぶん駅に向かいながら口笛吹いてしまう人がいると思いますよ(笑)。それぐらい、ある種、“あぶない薬”っていう感じの曲もあるんですよ」

--最後に、今後の活動予定や目標をお聞かせください。

キヨシ「例えば、“空が青い”っていうのは、全世界共通ですよね。そういうのを言葉じゃなくて、僕らの音で表現したいと思ってます」
ハヂメ「キヨシさんが、えぇ話をしたんで僕は宣伝を…(笑)。阪元順治監督の来春公開の映画音楽を僕らが担当させてもらったんです。キヨシさんは出演もしてるし、ほんまバリアフリーの活躍ですよ。僕は、瀬戸内海かアジアのどこかの島に僕らのキャラクターを生かした“はじきよランド”っていうのを作りたいと思ってます。ウォルト・ディズニーみたいに…。いや、そんな夢も絶対かなうと思うし、着々と固まっていってるんです。頭の中では…。乞うご期待!ですね(笑)」

● はじめにきよし ●
ギターとのこぎりを担当するサキタハヂメ(1971年、大阪生まれ)とピアニカとピアノを担当する新谷キヨシ(64年、京都生まれ)のアコースティックデュオ。95年に結成。2000年、ファーストアルバム「はじめにきよし」発売。NTT西日本のCM曲「あした話そう」を担当し、注目を集める。2001年、セカンドCD「いえ」、2002年、サードアルバム「はれ」発売。“お気楽鼻歌風景ミュージック”をキャッチフレーズに、関西を中心にライブ活動を展開中。