第5回「大阪府障害者芸術・文化オープンカレッジ」
大きな声を出すことから始めてみよう!
音楽コース
演劇コース1全3回にわたって開催された「第5回大阪府障害者芸術・文化オープンカレッジ」の音楽コース。講師の福本さんはもうすっかりビッグアイでもお馴染みの顔です。福本さんは全盲のシンガーソングライターで、さまざまな障害のある方々を対象とした音楽教室を開かれていて、演劇コース2その経験がいかされたレッスンを受けたいと希望する参加者が大半。また参加者の年齢やこれまでの音楽経験はさまざまですが、とにかく音楽をやってみたいという意気込みにあふれていました。



ワークショップは基本的な発声のトレーニングから始まりました。ただ声を出すだけではなく、自分の音域を知りながら、それを少しずつ広げていくこと、口の開け方で声の音質が変化することなど、細やかなアドバイスからは、やはり音楽教室での実績がはっきりとうかがえる内容でした。演劇コース3
また参加者が好きな歌を自由に披露する場もありました。アニメのテーマ曲やポップスなど、自分たちのお気に入りをそれぞれのスタイルで熱唱する姿には、参加者同士、暖かい拍手が送られました。演劇コース4このように福本さんのワークショップの基本は、参加者の個性をいかすこと。福本さんが、それぞれのお気に入りの曲を歌う時の発声や気持ちの入れ方などのアドバイスすると、参加者の表現力が少しずつ具体的になってくるかのようでした。



ワークショップの最終日は課題曲2曲の合唱とリズム演奏でしめくくられました。「世界にひとつだけの花を」は全員で合唱、「さとうきび畑」は数名の独唱と合唱。演劇コース5どちらの曲も福本さんから合格点をもらえたほどの出来映えでした。またカスタネット、タンバリン、トライアングルなどの打楽器を使って、演劇コース6「世界にひとつだけの花を」を歌いながら演奏してみました。はじめは福本さんのカウントに合わせて、なんとか叩ける演奏も少し経つと、小さなバンドのような響きになりました。


演劇コース73日間のワークショップの感想を全員で話す時間では、「ホント楽しかった」「もっと歌いたかった」などの活発な意見が次々と。「先生!何か歌って!」との声に、福本さんは「それでは最後にみなさんへのプレゼントです」とオリジナル曲を歌とピアノで披露してくださいました。






講師紹介
講 師  福本 淳(ふくもと きよし)

1970年、京都府生まれ。先天性視覚障害のため、視力回復手術を試みるも、19才で全盲となる。1993年、大阪芸術大学演奏学科声楽科を卒業。その後、自作の曲を中心としたピアノの弾き語りによる演奏活動を展開。1994年、個人音楽スタジオ(福本ヒーリングスタジオ)を開設。自らの体験をもとに「障害者向け音楽教室」を実施、1998年ファーストCDアルバム“小さな出逢いから”を発売。2000年8月には長居スタジアムにてセレッソ大阪公式戦のオープニングアクトおよびハーフタイムショーに出演。その後、シングルCD「風をみたひと」を発売。ラジオ出演や全国各地でイベント、コンサートを行うなど積極的に活動する。現在、ピアノの弾き語りのみならず、バンドでのステージ、音楽教室での指導など、幅広く活躍中。
ふくもと きよし
 


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