
全3回にわたって開催された「第5回大阪府障害者芸術・文化オープンカレッジ」の音楽コース。講師の福本さんはもうすっかりビッグアイでもお馴染みの顔です。福本さんは全盲のシンガーソングライターで、さまざまな障害のある方々を対象とした音楽教室を開かれていて、

その経験がいかされたレッスンを受けたいと希望する参加者が大半。また参加者の年齢やこれまでの音楽経験はさまざまですが、とにかく音楽をやってみたいという意気込みにあふれていました。
ワークショップは基本的な発声のトレーニングから始まりました。ただ声を出すだけではなく、自分の音域を知りながら、それを少しずつ広げていくこと、口の開け方で声の音質が変化することなど、細やかなアドバイスからは、やはり音楽教室での実績がはっきりとうかがえる内容でした。

また参加者が好きな歌を自由に披露する場もありました。アニメのテーマ曲やポップスなど、自分たちのお気に入りをそれぞれのスタイルで熱唱する姿には、参加者同士、暖かい拍手が送られました。

このように福本さんのワークショップの基本は、参加者の個性をいかすこと。福本さんが、それぞれのお気に入りの曲を歌う時の発声や気持ちの入れ方などのアドバイスすると、参加者の表現力が少しずつ具体的になってくるかのようでした。
ワークショップの最終日は課題曲2曲の合唱とリズム演奏でしめくくられました。「世界にひとつだけの花を」は全員で合唱、「さとうきび畑」は数名の独唱と合唱。

どちらの曲も福本さんから合格点をもらえたほどの出来映えでした。またカスタネット、タンバリン、トライアングルなどの打楽器を使って、

「世界にひとつだけの花を」を歌いながら演奏してみました。はじめは福本さんのカウントに合わせて、なんとか叩ける演奏も少し経つと、小さなバンドのような響きになりました。

3日間のワークショップの感想を全員で話す時間では、「ホント楽しかった」「もっと歌いたかった」などの活発な意見が次々と。「先生!何か歌って!」との声に、福本さんは「それでは最後にみなさんへのプレゼントです」とオリジナル曲を歌とピアノで披露してくださいました。